「行動しないと、あっという間に人生の時間が過ぎてしまう。早く不動産を始めないと」
――そんな焦りを感じながら、日々を送っていました。
知人が山手線内に新築RCを建てるというスタイルで不動産投資に挑戦している姿を見て、自分も挑戦したいと思う一方、本業の忙しさを理由にしてその一歩を踏み出せない自分がどこかダサくも感じていました。
とはいえ、当時の自分には知識も経験も圧倒的に足りていなかったのも事実。まずは中古物件を買って、早く現場で経験値を積みたいという思いが強くありました。
そんなとき、他の交流会で出会った不動産の大先輩に悩みを相談したところ、「それなら」と教えていただいたのが、この会との出会いでした。
入会後すぐに感じたのは、会の中で活躍されている先輩方と自分の現在地との大きな差。正直、最初は少しショックを受けました。でも、「これは人生ゲームなんだ」と気持ちを切り替え、ワクワク楽しむ感覚でスタートを切ることにしました。
近隣県をまわっても思うような物件にはなかなか出会えず、ようやく見つけた物件でも、本業で取引のある都市銀行には「地方物件は扱えない」とか「個人金融資産が2億以上ないと….」とあっさり門前払い。
「やはり一筋縄ではいかないな」と思いつつも、逆に少し火がついたというか、「だったら、こっちもとことんやってやるよ」と前を向くきっかけになった気がします。
そんな時こそ「楽しむ」ことを意識しました。そして、昨日よりも少しでも前に進んでいる自分を、客観的に感じる機会を持つようにしました。
たとえば長年の友人との定期的な飲みの場で現状を共有することで、不動産投資に縁のない人から見たら確実に進んだ場所にいるのだと実感し、自己評価の軸が整っていった気がします。
転機になったのは、自分の中にあった「ここまで」と思っていた対象エリアを思いきって広げたことでした。
気分転換もかねて飛行機に乗り込み、新たなエリアへ足を運んで出会った物件。仲介業者から紹介してもらった地銀の担当者も非常に前向きに対応してくれましたが、結果的には支店長決裁でNG。
それでも一晩寝て気持ちを切り替え、「まだやれることはある」と思い直し、残った可能性を一つひとつ当たってみたら、縁もゆかりもない土地で、話を聞いてくれる金融機関に出会えました。
通らないのが当たり前とされている流れの中で、それでも突破口はある。自分にとっては、大きな意味のある経験でした。
実際に物件を購入して感じたのは、ゴールは物件取得ではないということ。むしろそこに至るまでに得た知識や経験、見えた景色、そして協力者や仲間、トレーナーとの出会いこそが、かけがえのない報酬だと感じています。
もし1棟目の購入に向けて、不安や迷いを感じている方がいらっしゃるなら――
ゲームでもスポーツでも、最初はルールや動きを覚えるのにどうしても時間がかかるものだと思います。
当会には、その道のりを一緒に歩んでくれるトレーナーがいて、イベントに足を運ぶと一緒に笑い合える仲間たちがいるということです。
私のトレーナーは、経験量がまさに“メジャー級”。そんな方が、初心者の私にもしっかり目線を合わせて、基礎から丁寧に指導してくださいました。「遅すぎる!」と喝を入れられることもありましたが、時には「それはいいトライだったね」「そういう時期も誰にでもありますよ」と笑って受け止めてくださる、その絶妙な距離感に励まされました。
優等生とは程遠いタイプの私でも、こうして1棟目を購入できたのは、この環境とトレーナーの存在があったからこそだと思います。ゆっくりでも前に進み続ければ、きっと目的地にたどり着ける。私もこれから、自分のペースで、時には笑いながら歩んでいきたいと思っています。
関東地方 会社経営者 のりパリさん
■担当トレーナー:法身のコメント
一棟目の物件購入、本当におめでとうございます!
特に印象深かったのは、のりパリさんが物件購入を急いでいたこと。
「早く1棟目の物件が購入したいんです!」
その為には、現地調査や金融機関の開拓もドンドン積極的に行う必要があります。
知識のインプットを行いながら、同時に実践。結果的にはスタートから約半年間での物件購入。
実績も残せたので、これからはご自身のペースで是非楽しみながら取り組んで下さい。
法身 栄治