物件情報をシェアする理由
当会が不動産の転売をせず、物件情報のシェアをする理由
当会には、
不動産業界のコンサルタントの方や業者さんから、
転売すれば、いくらでも利益を上げれますよ。
提携して、いっしょにやりませんか?
という営業がよく来ます。
実際、
私を含め、当会のトレーナー陣が持つ物件情報網には、
お買い得な物件が全国から集まってきます。
なので、正直やろうと思えば、
今まで、転売益を得るチャンスが莫大にありました。
しかし、私達はそうしませんでした。
念のためお伝えしますが、安く仕入れて高値で売却する手法自体は、
違法ではありませんし、否定するつもりもありません。
そもそも高値で購入した相手も、
自分の利益の為に納得して取引している投資家です。
高いか安いかは感覚的なものなので、
仮に一般の市場価格よりずっと高い価格で購入したとしても、
自己責任の範疇です。
嘘偽りを言って騙して売りつけたりしていない限り、
どうこういわれる筋合いは無いですし、正当な商取引です。
しかしながら、
結果的に転売益を得る方向に走らなくて本当に良かったと思っています。
なぜなら、転売益を得る手法は、利益を上げる努力の方向が、
”いかに高価格で売り抜けるか?”というものになります。
すると、素人同然の投資家、又は資産家を相手に、
さほど価値が無い物件をいい物件だと思わせて、
利益を相当額上乗せしていくという流れに
必然的になっていくからです。
自分の信念に反することは、絶対にしたくなかった
このような、不動産投資のプロが素人同然の投資家を相手に、
半分騙すような形で高価格で売りつけるのは、
明らかに自分の信念に反します。
私には、「利益は満足との交換」という信念がありますので、
転売のように、自分の利益を求めると
相手の満足度が減っていくという収益モデル
を取り入れたくなかったのです。
また、
そのような物件は、価格が高いので、
たいていキャッシュフローが回らない物件となります。
万一失敗して借金返済で苦しんだり、
人生を棒に振るような結果になる恐れがより高いです。
しかも不動産の売買は、株やFXのように
相手の顔が見えない取引ではなく、顔が見える相手に対し行われます。
きっとその方にも、愛する奥さんやお子さんもいらっしゃるでしょう。
寝覚めが悪いですし、
なにより犠牲者の上に立つような成功は全く嬉しくありません。
更に、
安く仕入れて、高く売却する手法というのは、
株やFXが代表的ですが、どんな価格で売っても後悔しがちです。
少しでも高く売りたくなりますし、不動産投資の場合は、
その少しが数百万~数千万の違いになったりしますので、
心が落ち着きません。
よって、法的には何の問題が無く
簡単に儲かるにも関わらず、
私は素人同然の方を相手に騙して、
利益を得るような方向になりがちな転売には、
興味が全く沸きませんでした。
自分が入りたい「不動産投資の会」を立ち上げた
その選択が、別の形の、何よりも得がたい成功をもたらします。
それは、
「会員さんの成功」と「関係者全員の幸せ」、
そして、何より良心が咎めることが一切なく、
心からリラックスし隠し事が無い「心の成功」です。
私は、2009年に
「不動産投資で経済的自由を手にする会」を立ち上げてから、
一貫して、素人同然の方向けに転売をして儲けるのではなく、
逆に素人同然の方に、不動産の見極め方、
つまり、
・どんな物件なら購入して良いか?
・どこから融資をしてもらえばいいか?
を伝えてきました。
購入後は転売ではなく、どうやって保有し運営するかを教えました。
会の方針は、ズバリ「自分が入りたい会にする」でした。
家族みんなが「幸せ」になる。
そんな不動産投資を目指して
会に優良な物件情報が届いた時には、転売する代わりに
『不動産投資で経済的自由を手にする会』の
会員さんに買ってもらうようにしました。
すると、会員さんの中からも自分が買えなかった優良物件を
シェアしてくれる方が増え、良い循環が始まりました。
優良物件の取得に成功する方が増え、いっしょにこの仕事を
手伝いたいという方もどんどん出てきてくれました。
私の信念に共感してくれた方たちが、トレーナーとなってくれました。
彼らが安心し納得して働けるよう、関わる全ての人が公平になるような
仕組みを構築しました。
それによって、更にノウハウや物件情報、銀行情報が
加速度的に集まるようになりました。
当会が不動産の転売をせず、物件情報のシェアをする理由は、
このように、
「自分の良心に咎めるようなことはしない」そして
「自分が入りたい会にする」という信念があったのです。
これらがベースとなって、皆が物件と融資の情報や運営に関する
ノウハウを持ち寄り、シェアする環境を作りだしているのです。
つまり、『不動産投資で経済的自由を手にする会』の
トレーナーや会員同士が、不動産投資家として、
共に成長できるようお互いで支え合っているといえるでしょう。
物件取得に成功する方が続出する背景には、こんな裏話があったのでした。