5月末のことでした、仲介業者さんからの情報を見て、なんでこんなでかいのが自分に???と思いました。
というのも、【3億・11階建てSRC造・分譲仕様】と私の属性からすると、超大型物件だからです。
でも、高入居率でCFが大きく取れる、立地もライバルが少なそうで私好み。
ダメもとでも挑戦
とりあえず現地へ向かい、物件と周辺環境、賃貸事情を調査。マイナスポイントもあるものの、全体的に見れば、これが買えれば凄いかも!?
村田さんに相談すると、「トーカンマンションシリーズは建物がしっかりしている。物件の収益力も素晴らしい。地方物件のリスクを考えても、取り組む価値あり。但し、融資が受けられる可能性は極めて低い。ダメ元のつもりなら・・・」
「常識的には、気が狂っていると思われかねませんね」と2人で笑ったことが記憶に残っています。
そんな訳で、これも経験と、結構気楽に取り組み始めました。
売主が、東証一部上場の法人だからなのか、なかなか詳細な情報を出してくれないのには閉口しましたが逆に情報が少ないことを理由に、2.7億で買い付け申し込み。
平行して動いた融資付けの方は、この規模ともなると、私の属性では個人に融資する銀行は全滅。
融資可能な銀行が二行出てくる‼
しかし、直近に設立していた法人の方でなら検討できるという銀行が2行出てきました!
この頃、売主の方から口頭で物件の説明をしたいとの話がきました。
「買主が真っ当な人間か」、「融資を引ける可能性のある人間か」を面談で確認したかったのでしょう。
売主の財務責任者とお会いし、既存物件の資産価値等を利用して融資を引き出すスキームを説明すると納得してもらえた様で、その後はスムースに情報を出していただけました。
でも、買い付け価格への返事は持ち越しで、まずは融資の確約を得てくださいとのことでしたが。
私が行動を起こしたことに共鳴して、
多くの方が協力して下さった結果
さて、融資検討中の2行中1行からは程なく断りの連絡がありましたが、残る1行は真剣に検討してくれている様です。
本部説得の材料探しでしょう、支店訪問時には支店長も交えて様々な質問を受けました。
本部との交渉の過程を漏れ聞くと、相当苦労されている様子。支店担当者のみならず支店長から直接質問の電話が何度も来たくらいです。
結局、申し込みをしてから1ヵ月半ほどで融資OKとの連絡。ヤッターとの喜びの一方で融資条件は甘くありません。
銀行の定義で算出した積算評価額が低かったことが大きく響いています。
一人じゃないってことは、
なんだか力が沸きます
融資の確約を得たことで、積算評価額を材料に2.5億で売主に再交渉。最終的には2.6億で決着。
融資の方は、2.7億を目処に準備を進めてもらっていましたので、結果オーバーローンです。
誰に・いつ・何を・どういうか、タイミングが難しかったですが、なんとか成功!
その後は、契約・決済と順調に進み、8/20に決済、引渡しを受けました。
こうして書いてみるとたまたま幸運が続いた様に見えますが、私が行動を起こしたことに共鳴して、多くの方が協力して下さった結果とも考えられます。
2棟目購入後半年ほど経った頃、村田さんからご無沙汰だけどどうしてますかとメールをいただきました。
そこからスイッチが入って半年で3棟目の購入に至ったことを考えると、この会の会員であったことこそが幸運だったのでしょう。
最近は、同じ目標を持った方々と色々な情報をシェアする機会も持てるようになり、会員の皆さんのモチベーションも上がってきていることと思います。
一人じゃないってことは、なんだか力が沸きますよね。今後ともよろしくお願いします。
宮城在住toyさん
■【村田のコメント】:融資が下りたと聞いた時は、ビックリしたのと同時に本当に嬉しかったですね。
toyさんは、たまたま買えましたと、かなり控えめに書いてありますが、融資にも奔走してますし、この物件を取得する以前にもいろいろと物件の取得に動いています。
そういった一見無駄な動きが、事前にあったからこそ、こういった出物の物件が出たときに、スムーズに最短で突っ走れるのです。
特筆すべきは、1棟目、2棟目と資産価値があり、かつ、入居率がよい状態でCFがしっかり出ていることです。
これによって、通常であれば、テーブルにさえ載らないような超大型物件を、オーバーローンで引っ張ることができたのです。
運も実力の内と言いますが、運を掴む実力をもってなかったり、準備が出来ていない人には、運は掴めないということを、体現された良い例だと思います。
この物件は、当会の紹介物件ではなかったのですが、電話相談で資料を見た瞬間、【買いです。買えれば】と言ったのを、よく覚えています(笑)。
正直、買える可能性は、極めて低いと思っていたので、融資が下りたと聞いた時は、ビックリしたのと同時に本当に嬉しかったですね。
あきらめず、チャレンジした甲斐がありましたね、toyさん。