⼊会から2年目。今回はやっと2棟目を購⼊できました。予定では現時点で3棟保有のつもりでしたが、なかなかうまくいきませんでした。
1棟目は北関東エリアで購⼊し、融資を頂いた銀⾏からは「どんどん案件を持ち込んでほしい」と⾔われておりました。しかしその銀⾏は、意外に地域に関して選り好みが激しく、実際はなかなか思うように進みませんでした。
数ヶ月間案件もなく、手詰まり感があった時に、Skype相談において法身トレーナーから「ポータルサイトでの検索基準を緩和して、間⼝を広くしては」とアドバイスをいただきました。
目線を拡⼤した結果、これまで検索してこなかった東北地⽅で、会の基準を満たす物件を⾒つけました。また、並⾏して業者さんから送られてくる物件メールの⾒直しを⾏い、売れ残りがないか在庫確認を数社に⾏いました。
結果、東北の同じ県ですが、2棟ほど会の基準を満たす物件がでてきました。在宅勤務の⾃由度をフル活⽤し、東北地⽅の銀⾏開拓として電話攻勢を⾏いましたが、結果は全滅状態でした。しかし、実は⼀⾏だけ電話リストから外していた銀⾏がありました。
私⾃身も⾦融業界に身をおくことから、その銀⾏に対して、非常にお堅く敷居も⾼いことから、関東在住者には『無理だろう』という固定観念(いつも邪魔するものなのです)をもっており、最初からは連絡を取ることを諦めていました。
しかしながら、他⾏の全滅をうけ、その銀⾏でダメなら案件リリースと思い「とりあえず」という気持ちで電話をしてみました。すると、なかなかにキレキレの融資役席が電話に出られました。
電話ではかなりフィーリングの合う融資役席であり、当⽅のプロフィールと物件について⼀通り説明したところ、「丁度、⽀店で取り組んでいる案件の近場なので、いまから部下に⾏かせます」とのことでした。(あとから聞いた話では部下と⽀店⻑が実査をしてくれたようです。)
融資役席には私の職歴を非常に評価していただき、「人は逃げても物件は逃げない」ということで、翌日には本部との根回しを終え、⽀店としては前向きに検討するとの⽅針となりました。
その融資役席は、私⾃身の⾦融業界でのキャリアメイクに関⼼をもたれ、⽀店に挨拶に⾏った際には部下を同席させて、⽀店⻑室でキャリア⾯談のようなことも依頼されました。
しかし、順調と思われた案件でしたが実査の結果、2棟のうち1棟は⾒送り、残りも契約直前で告知事項に⾒過ごすことができない物件の瑕疵が発覚したことから、やむなく撤収となりました。
融資役席には、年末の数値⾒込みを下⽅修正させるなど、後味の悪い結果となってしまいましたが、「いつでも対応しますので、また連絡をください︕」と⾔っていただきました。
なんとか年度内である3月までに、その融資役席に花を持たせたく、その後は徹底的にその銀⾏のエリアの物件を探しまくり、ようやくポータルサイトで⾒つけたのが、今回購⼊できた物件です。
最初は会の基準に届きませんでしたが、指値と銀⾏条件の両⾯がそろうと、なんとか会の基準に届く案件でした。早速、資料請求をおこないましたが、やはり数値の⾯で厳しく、しばらく放置していました。(この時点でCF135万円くらい)
数週間経ったある日、仲介業者さんから「目線はどれくらいですか︖」と電話がありましたので、難しいことを承知の上で正直に回答しました。
また、しばらく連絡がありませんでしたが、数日後仲介業者から連絡があり、「売主さんが急いでいるので」ということで、希望価格よりもさらに低い⾦額を提示してきました。
すぐに私は「明日、そちらに⾏くので抑えてください︕」と伝え、仕事の年末挨拶の予定を後ろにずらして翌日、物件実査と売主からの売渡承諾の⼝頭での確約をもらってきました。
そして同日、例のキレキレ融資役席に電話を⾏い、融資のお願いを⾏いました。後から聞いた話では、物件所在地はその融資役席の⾃宅の近くでした。どうやら単身赴任だったようで、週末の⾃宅に戻る際に物件実査をしていただきました。
ここまでは順調ですが、再度チャレンジな状況が待っていました。年が変わって、1月に私の案件持ち込み⽀店と物件所在地の⽀店とで案件の取り合いがあり、最終的には本部による交通整理により、私の案件は物件所在地に移管されることになりました。
実はその間、審査はストップしており、実質的には移管後に本部審査が開始されました。その後はというと、非常にスピード感あるプロセスで回され、こちらが⼼配するほど何も質問が来ませんでした。
⾃分ではコントロールができない、相手の組織論的な問題にも巻き込まれ、さらには移管先の銀⾏⽀店⾯談の直前でオミクロン株に感染し、10日間の⾃宅療養を余儀なくさせられ、さらにプロセスが延⻑となってしまいました。
そしてやっとこさの思いで決済日が確定しました。案件終了後の3月はじめは、これまでにない安堵感に包まれました。
売買決済当日、融資の実⾏が終了すると、案件を取り上げた⽀店の融資役席が、移管元⽀店であるキレキレ担当役席に案件終了の電話連絡をいれていました。
その後、⽀店におられた私の案件の関係者が部屋に⼊ってこられて、⼀⻫に「おめでとうございます︕」と⼤きな声で⾔ってくれました。
本当に東北の人はみんな温かく、人間味のある人が多いと感じました。紆余曲折はあったものの、非常に素晴らしい銀⾏と取引が開始できました。(この店舗独⾃の雰囲気のようですね。蔓延防止が解除された際には、取引先を集めてゴルフ⼤会をおこなうので招待状を出します︕といわれました)
購⼊できてから振り返りますと、今回物件購⼊が出来たのは、人間関係だったと思います。不動産賃貸業を⾏っているので、関係先は全てビジネス関係の構築が必然です。今回の件はまさにそれを実践したことが、勝因だと思います。
今後の目標は、⾦額ベースであと年内に6−7億円の物件を積み上げたいですね。来年からは起業の予定なので、ワンベスターに⾶び級での進級は必須です。
これから物件を購⼊される⽅へ。「不動産投資」ではなく、これは「不動産賃貸事業」です。事業主は、⾃らがオーナーシップをもち、意思決定をしていかなければなりません。
経営者は、本来は孤独ですが、会にはトレーナーがいて、コミュニティがあります。そういう意味では、非常に恵まれた環境の事業主であるので、周りのパートナーとの積極的な接点が必要だと思います。
関東地⽅ 会社員 ルル吉さん
■担当トレーナー:法身のコメント
⼊会後2棟目の物件購⼊、本当におめでとうございます︕(寧ろ、本当にお疲れ様でした︕)
当初東北地⽅で外していた⾦融機関でのミラクル、直前でのまさかの瑕疵発覚、そして、年度末に間に合わせたリベンジ等、正に怒涛の数ヶ月間でしたね。
当⽅にとっても非常に印象深い、まるでドラマを観るような経験でした。(ルル吉さんからその都度シェアして頂いていたので)
過去の経験上、このような経験をされた⽅は、その後驀進するケースが多いのでルル吉さんの今後が非常に楽しみです。
既に次の物件取得に向けてアプローチも開始されている、と聞いております。この調⼦で本年は目標達成に向けて驀進されて下さい︕
法身 栄治