入会から1年8ヶ月、今回は2棟目の購入になります。
今回の物件は、約1年前に検討するも、当時は指値ができなかったこと、また規模が小さめだったため、総合的にみて希望に合わず見送った物件でした。
ただ好立地であること、土地勘がある場所、管理状態が良い物件だったため、とても気になった物件でした。
当時は専属専任媒介だったため、仲介さんに希望金額を伝え「万が一、価格変更があれば連絡ください」と伝えるレベルでしたが、半年後に価格変更があった際、担当者から直接連絡をもらうなど、ある程度の関係性は築いていました。
しかし、価格変更後の金額でも希望には合わず、再び見送りという状況だったため、自分の中で「この物件は撤収」というステータスにしており、それ以降は全く気にも留めていませんでした。
そのさらに半年後、いつも個別に連絡をくれる東京の業者さんからのメルマガで、本物件の紹介をみてすぐに資料請求。(※この時は、以前検討した物件であることに全く気付いておらず、新規の物件だと思い問い合わせしました)
小ぶりではあるがこの価格であれば収益性が見込めると思い、詳細資料を請求するも、なかなか返事が来ず。
数日待っても返事がなかったため、ヒアリング実施とともに、本物件の管理会社を検索。
すると、本件の管理会社が別件で何度もコンタクトをとっている不動産会社であることが判明しました。
さらに、つい1週間前にその不動産会社の担当者を訪問していた経緯から、買主仲介をやってもらえるか?依頼し、結果、仲介にはいってくれることになったんです。
(※ここで、本物件が約1年前に検討した物件であることに、やっと気づく(笑))
即、満額で買付書を送り、地銀、信金さん2行に打診。地銀担当者から即日簡易審査結果の回答をもらうも、評価が伸びず希望融資条件とかなりかけ離れている状況。
この時点で、自ら開拓した銀行で、本件を持ち込める銀行はすでに限られており、このままいくとまた買えないという状況になることが見えていました。
いつもの自分なら「回答待ちの信金さんの返事を待ってから次のアクション」という「待ちの姿勢をとる」というスタンスでいるのですが、今回は「今、他に出来ることは何かないかな?」とふと自問自答してみたんです。
そこで、ぱっと思いついたのが、「仲介会社に銀行を紹介してもらおう!」ということでした。思いついてすぐに仲介担当者に電話し、融資セット一式も送り、即日銀行にも持ち込んでもらいました。
この仲介さんは地元の大手不動産屋であり、この地銀さんとの関係性もかなり深かったこと、また、融資担当者が他支店で収益物件を積極的にやっていた方で、数か月前にこの支店に着任したということもあり、最初から前向きに検討してもらえました。
また、買主仲介さんと売主仲介さんは地元の大手不動産屋さんだったので、もともと横のつながりが深く、買主仲介さんが銀行に持ち込んだ時点で、一番手で押さえてくれることになりました。
この地銀さんからの仮審査結果が出るまでの約10日間の間、自分で打診した信金さんからも回答をもらいますが、希望に合わず見送り。
そして、ようやく地銀さんからの仮審査結果が出て、こちらが希望した融資条件をほぼそのまま出してくれることになりました(融資担当者が本物件の近所に住んでおり、毎朝自転車で物件前を通っていることもあり、物件に対してとても理解があったことも要因の一つ)。
今回の購入で、諦めそうになったり、不安になったことが3回ほどありましたが、それがきっかけで、結果としてプラスに動けたと思います。
プラスに動けた点:その1
前回の1棟目購入後から、エリアがブレブレで、銀行開拓リストも整理整頓ができておらず、日々行動しているのに、なかなか買えない状況が続いていました。
そんなとき、中西トレーナーから、
「(夫婦二人でやっているのですが)内田家としての戦略を二人で決めてください。互いに同じ方向をみないと進めませんよ!」と叱咤激励をいただきました。
それまでの私たち夫婦は、「こっちのエリアでも、あちらのエリアでも欲しい」みたいに本当に気が多かったんです(笑)。
夫は会社員、私は3歳の息子の子育ての合間に不動産事業。限られた時間とエネルギー、そして資金も潤沢というわけではありません。
そんな状況の中、「今あるリソースをどこにどうやって使うか?」を真剣に考えるタイミングがあり、中西トレーナーからの軌道修正、原点に立ち戻り、「一点集中」というアドバイスが今回の結果につながりました。
プラスに動けた点:その2
また、本件購入約1ヵ月くらい前に、1棟目の融資先である地銀の支店長に決算報告に行ったところ、とても親身になって話を聞いていただき、「次回もぜひご相談ください」という言葉をいただきました。
これまで不動産事業は「夫が始めたことだし、私は法人の代表の名前を貸しているだけだ」くらいにしか思っていなかったのですが、この支店長の言葉を聞いて「初めて自分が法人の代表なんだ、息子の名前を法人名にしたのは自分だ」と代表者として自覚しました。
そして「この不動産事業をしっかりまわしていくんだ!」という意識が芽生えたことが今回の結果につながったと思います。
プラスに動けた点:その3
今回の融資先地銀から希望通りの融資条件が出たにも関わらず、会のCF基準にもっと近づけたいという欲がでて、最後の指値交渉に挑むもNGという結果になり、とても落ち込みました。
「本当にこの物件を買いたいのか?」「すべて自分の希望通りにならないと嫌だ、悔しい。」など、買える状況が目の前にきているのに抵抗する自分にぶつかりました。
そんな時、中西トレーナーから、もっと視点を上げて多面的に物事をとらえることの大切さに気付かせていただき、決断することができました。
総合的に今回の購入を振り返ると、「多面的な視点をもつこと、視座を上げることの大切さ」が成功要因だったと思います。
これまでは、会の基準にすべて満たないと嫌だ!とか、こうでないとだめだ!など、強いこだわり、ある1点に対する注意の固定がありました。
目の前の1棟に集中することは確かにとても大切なことではありますが「自分の目指すゴールはもっとその先にあるんだ」と視点を上げたことが成功要因だったと思います。
これまでは、ゴールに行ける道はたくさんあるはずなのに、全部自分で打ち消していたように思います。最終決断をすることの怖さから、アクセルとブレーキを同時に踏んだり、自分自身の日頃の考え方の癖や傾向が行動に顕著に表れていることに気づきました。
中西トレーナーに、心理面で寄り添っていただいたこと、また、物件について冷静な視点で意見とアドバイスをいただき、迷っている点については非常にクリアに整理整頓を一緒にしていただいたこと、本当に感謝しています。
また、複数棟買い進めるにあたり、2つ心境の変化がありました。
変化1:どうせ買えるんだからやってみよう
不動産投資大賞で「ゴールを決めて、あとはリラックスして楽しんでください」という村田さんの言葉が心に響きました。
確かに楽しくないと続けられないな~。肩の力を入れたからといって買えるわけじゃないから、どうせ買えるんだから楽しんでやってみようという心持ちに変わりました。
変化2:目標をはっきりと決めておく
根拠は考えず思い付きでいいから(笑)、「自分はいつまでにこんな物件を買う」と目標をはっきりと決めておくことの大切さを学びました。
そして目標を決めたら、ふと思いついたことはできることはなんでも全部やってみると、意外にも道が開けていくことの面白さを痛感しました。
(余談ですが、本件を進めていく中で、今回の売り仲介社長さんが姉の同級生であることが判明!もともと家族ぐるみで付き合いがあったのですが、私が地元を離れてからしばらく会うことはありませんでした。なので、まさか不動産屋さんの社長さんになっていることもつゆ知らず。約30年ぶりに再会し懐かしい思い出話に花が咲きました)
今後の目標ですが、年1棟購入を死守します!そして、2028年までにCF1000万円を達成したいです。
これから物件を購入される方々へ。
自分自身への戒めも含めてですが(笑)、私自身、不動産賃貸業の知識がほぼないまま今もやっているので、不動産事業に関する本は読んでおくと良いと思います。
また、本当にやりたいことは、素直にやってみると良いな~と思います。私の場合は、それが不動産業だったのですが、何からやったら良いかわからず、悶々としていた時期があります。
アルティメット会員になれば、十分すぎるほどのサポート環境が整っているので、失敗してどうしようもなくなる、という心配はなくなります。この環境にいれば、どんな人でも買えるので、日々そのように信じていればいいなぁと思います。
関東地方 会社員 大家の内田さん
■担当トレーナー︓中西のコメント
2棟目の決済、おめでとうございます。
この物件購入レポートを改めて拝見しながら
私自身も大家の内田さんと夜遅くまで議論してきたことを思い出しました。
あと一歩で購入できなかった沢山の悔しい気持ちをとても感じていました。
だからこそ、何とか成果を出して欲しいと、
私も厳しいお話をしたこともありました。
懸命に付いてきてくれたからこそ、
今回の物件購入の喜びを共に分かち合いたい気持ちで一杯です!
この物件の購入により複数棟を所有するに至りました。
このことは大家の内田さんの不動産賃貸業が
徐々に加速していくことを意味します!
今年は是非「1年複数棟購入」を目指しましょう!
まだまだコメントしたいことはありますが、
それは祝3棟目の次回に持ち越しますね!
中西 裕之