還暦を迎え、入会6年目になりました。今回4棟目を購入しましたので報告いたします。
転勤族のサラリーマン出身で、失敗を恐れる心理が強い優柔不断な小心者、およそ投資家には向かないタイプです。
2000年代中盤の第一次サラリーマン大家ブームの時に、中古木造高利回りの物件を購入・運営し、残債もほぼ無くなったタイミング(50代半ば)でサラリーマンを卒業・当会へ入会し、RCを志向しました。
物件購入の優位性を意識して北海道へ移住しましたが、元々の出身地でないため金融機関からの警戒心も強く、また自分自身の物件選択眼も「心配し過ぎ」の傾向から5年目で3棟とスローペースの域を出ないものでした。
今回のRC4棟目(以下RC4号)は、ポータルサイト掲載物件にも関わらず会の基準にかなり近い優秀物件で、請求資料の到着と同時に現地調査を実施しました。
ヒアリングの結果は正直あまり芳しいものではありませんでしたが、不評の原因がオーナーの自主管理体制に起因するものであったり、客付け前の事前整備で対応可能なものであったり、複数の改善ポイントが見受けられました。
そのため、トレーナーとも相談の上で指値をせず、購入を優先する方向で対応しました。
ところが競合の買い付けライバルが満額現金購入を宣言し、速度戦以前の段階(A銀行で支店承認を経て本部審査中)で敗北決定となり、無念の涙を呑むこととなりました。
ちょうどその頃、資料取り寄せのみで行動を起こしていなかったRC5号について、条件変更の可能性を示唆する売買仲介からの連絡が入り、会の基準に適合するならばと取り組みを開始しました。
現地調査・ヒアリングと条件変更の話の現実性を測りながら同じくA銀行に審査を依頼して、支店承認を経て本部審査に掛かっておりました。
そのタイミングで突然、「RC4号の現金宣言者が撤退しました。撤退理由は融資条件が想定以下だったため指値交渉が入り、話が違うとなり白紙になりました。再挑戦いかがですか?」との急報が入りました。
かなり驚きましたが、トレーナーとも相談の上で急遽両面作戦に変更し、A銀行に対しては「両方買いたい。」という意思を明確化して、
第1希望:4号5号の両方
第2希望:復活4号のみ
第3希望:継続で5号のみ
との希望を伝えました。
銀行担当者も驚いていましたが、「是非、両方ともやらせて頂きたい。」との反応でした。
実はRC4号のエリアは過去に3回くらい現地調査に訪問したことがあり、2023年には、A銀行で好条件の本部承認まで到達するも速度戦で敗れた経緯がありました。
ちなみに今回の4号5号物件はいずれも小ぶりで、両方合わせて23年の敗北物件を若干上回るサイズであったことから、自分の内心としては両方の同時審査は案外と通るのではないか、との希望的観測がありました。
結果は4号の物件価格の97.8%の融資額と、法定耐用年数一杯までの融資期間の好条件の承認が得られ、無事に決済を終えることが出来ました。
後ほど聞いた結果論ですが、RC4号の復活話が出たときに、内緒で他行へ持ち込まず、ストレートにA銀行へ持ち込んだことが、正直で隠し事をしない人物との評価となったようでした。
また、過去の持ち込み物件・既存保有物件いずれも高評価であったことも併せて、好結果に繋がる要因となったとのことでした。
以前勤務していた企業では所属部署の縮小が続き、人員整理が複数回実施された様子です。
もしも過去の自分が何の行動も起こすこともなく、収入が給与所得のみに依存する状態のままであれば、50代でかなり厳しい環境であったことと思います。
幸い賃貸収入があったことから人生の方向性を能動的に選択し、退職後もRC4棟購入などの経済規模の拡大が出来ました。今後は規模拡大と併せて運用面も充実させて行きたいと考えております。
ともすれば些事にとらわれ近視眼的視野狭窄に陥りがちで、相当てこずらせたと思いますが、都度相談に乗って頂き、大局的視点からの気付きを喚起し続けて頂いた、しのはらトレーナーに深く感謝致します。
北海道地方 専業大家 うなをさん
■担当トレーナー︓しのはらのコメント
うなをさん RC4、5棟目連続決済おめでとうございます!!
仲介さんとの関係性から 物件が戻って来て、承認はまさかの部分もありましたが、
事前に銀行のやりやすいエリアや物件をしっかり考えて提案したのがとてもよかったですね!
これでうなをさんの当面の目標の「エリアでの存在感」が出せる面白いステージになってきました。
今後が楽しみですね。引き続き頑張っていきましょう!
しのはら たけひろ