【2025年】最新物件購入成功レポート 物件購入成功レポート 職業:経営者

応援される覚悟 ──「不動産投資×社会性」が生んだ新しい勝ち方/ダディさん

プロローグ:敗因と勝因の狭間で
不動産投資において、すべてが順調に進むことは稀だ。
むしろ、想定外の連続こそが常態であり、そこから逆算できる者だけが次の一棟へと進める。

私はこれまで、延べ8棟の物件を取得してきた。
ローンを活用し、賃貸需要と価格のバランスを見極め、キャッシュフローを積み上げてきた。
投資家として一定の経験値は積んだつもりだった。

しかし、9棟目は、これまでの手法や実績だけでは乗り越えられない局面だった。

金融機関7連敗。
それは、融資姿勢の変化に加え、私自身の属性――すなわち「専業大家化」「直前のノンバンク取引」など、複数のマイナス要因が複合的に作用した結果だった。

では、なぜ最終的にこの物件を取得できたのか。
勝因は、2つの"地道"だった。

1.地道な銀行開拓
今回融資してくれた信組とは、前年に頭金を50%も突っ込んで小規模取引を開始していた。その実績が今回の突破口となった。

2.地道な仲介との関係づくり
紹介を受けた別物件について現地調査や金融機関の検討状況を随時報告。
結果、ライバル不在の状況で融資付けができた。

これは、一棟の物件をめぐる記録にとどまらない。
投資家として、社会人として、そして一人の人間として――
いかに信頼を積み上げ、機を読み、突破するかという実践知の記録である。

第一章:運命の出会い
2024年6月12日、それは、平凡な一日のはずだった。
何気なく開いたポータルサイト、そこに一つの物件が掲載されていた。

•北関東の某駅徒歩6分、鉄筋コンクリート造、築33年、価格2.4億円、利回り14%

「これは...まさか...」心臓が激しく鼓動した。

現地に飛んだ私は、管理会社の社長と膝を突き合わせた。

敷地内には眠ったままの物置が40室、これをレンタルボックスとして稼働させれば、年間300万円以上の上乗せ収入。
さらに、仲介業者が売主でもあったため、仲介手数料700万円が丸ごと不要。
積算オーバー、実質15%
この一棟で、キャッシュフロー年間1,000万円規模。
9棟目にして、まさに「運命の一棟」との出会いだった。


第二章:絶望の7連敗
物件を見つけた私は、即座に動いた。
現地調査、賃貸需要の確認、2.2億円への指値。
すべて順調に進んでいた。

しかし、立ちはだかったのは、融資という名の鉄壁だった。
私の状況は不利だった。
3ヶ月前に7棟目を購入したばかり。物件自体も当時は稼働率7割。

結果は、残酷だった。
金融機関7行、すべてNG。
理想の物件を前に、まるで目の前でドアが次々に閉まっていくようだった。

第三章:希望の再販約束
売主兼仲介業者は、私の熱意を理解していた。
「一旦売り止めにして稼働率を高めてから再販売する。その際は優先的にご案内しますよ」その一言に、私は全てを賭けた。

別の物件を紹介してもらい、金融機関に持ち込む。
一つひとつのやり取りの積み重ねが、信頼の礎となっていく。
そして――

2025年3月31日、待ちに待った連絡が届いた。
稼働率が95%に到達。
「明日から2.5億円で再販します」

しかし、状況は変わっていた。
稼働率改善のために割安家賃で入居させた影響で、満室想定家賃はダウン。
売り出し価格もアップし、利回りは11.5%に低下。
残存耐用年数は昨年より1年短くなっている。


私は冷静に告げた。
「2.2億円になったらご連絡を」
再び、待つしかなかった。


第四章:奇跡のスピード融資
2025年4月24日午後5時、「明日から売価を2.2億円に下げます」

遂に時は来た。
昨年玉砕した金融機関7プラス1行へ再打診。
しかし、昨年7月に専業大家になった私に対する金融機関の対応は、明らかに冷たかった。

5行から次々とNGの連絡をもらい、残るは都銀1、地銀1、信組1。
そんな中、地銀から1週間後に回答がきた。

「フルローンほぼ確実。3週間で本承認いけます」
私の脳内で、ファンファーレが鳴り響いた。
5月14日、ローン特約付き売買契約を締結。
ローン特約期限5月26日、決済5月30日。

第五章:暗転する状況
しかし、日を追うごとに、地銀のトーンが変わっていく。
「専業大家になった点が問題視されています」
「3月までなら通ってましたが...」
「正直、厳しいです。五分五分です」
「支店決済スキームに切り替えます。もう少し待ってください...」

宮川トレーナーと相談を重ね、打てる手は全てやりきる方針を確認。
私は、最後の手段に出た。
荒削りだったシングルマザー支援事業の素案を事業計画書に落とし込んで銀行に提出。
さらに実家の貸工場を「相続予定です」と言って見せた。

追い打ちをかけるように、都銀からNGの連絡があった。
絶体絶命だった。
この物件を知り合いの投資家に託す選択肢が頭をよぎった。


第六章:涙の延長交渉
5月22日、私は、頭を下げた。
「ローン特約・決済期限を1か月延長してください」
「わかりました。但し、物件広告を再開しますが宜しいですね」
もちろん、異議を唱えられる立場になかった。

しかし、その時だった。
「この物件は、ダディさんに買ってもらいたいんです。頑張ってください!」

売主の心からの言葉が、私の胸を打った。
まだ何の実績もない構想段階の「シングルマザー支援事業」を応援してくれている。
9棟目への道のりで、初めて流れそうになった涙を堪えて、私は歯を食いしばった。

第七章:運命の電話
6月5日午後2時、携帯が鳴った。
信組担当者の名前が表示されている。
震える手で、私は電話に出た。


「無事、本承認が下りました!」
9割融資、耐用年数プラス5年、金利は地銀比+1.2%。
融資条件は地銀に比べて見劣りする。
でも、それでも――
買える。掴める。9棟目の夢が現実になる。

6月9日、地銀より正式にNGの連絡があった。
6月20日、信組融資にて無事決済。373日間の闘いが、終わった。


エピローグ:新たなる使命
私が支援する某NPOは、所有物件の30%を相場の30%引きでシングルマザーに貸し出している。
「新30-30(シン・サーティサーティ)」への挑戦。


この志に共感した売主が大幅な指値に応じ、仲介業者が水面下の情報を回し、銀行担当者が融資審査を頑張ってくれる。
これからはこんな共感の連鎖を広める活動を行っていきたいと思っています。


不動産投資には確かに壁があります。
でも、その一歩を踏み出すと、出会いや学び、そして社会貢献につながる可能性が広がっていきます。


私自身、この会のサポート体制と仲間たちの存在があったからこそ、ここまで来られました。怖くても、不安でも、まずは最初の一歩を踏み出してみてください。


                         関東地方 専業大家 ダディさん

■担当トレーナー:宮川のコメント

ダディさん、おめでとうございます!
ドラマ調のリアリティあふれる文章に引き込まれました。

粘りと執念、努力で見事物件購入にこぎつけたこと、本当に素晴らしい成果だと思います!

社会貢献にも動き出されていて心からすごいと思います。

世のため人の為、これからも頑張ってください!!!
改めておめでとうございます!

宮川 泰

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