■不動産投資顧問(コンサルタント)とは
不動産投資に不慣れな投資家に対し、
投資対象の選定や、運営、売却に至るまでの助言を行います。
素人には見えない問題や、収益性を指南します。
言うまでもなく、不動産は高額な取引になりますので、
たった一度の失敗が命取りになるケースもあります。
ほんの僅かな費用と手間を惜しんだために、
取り返しがつかないことになることもあります。
もしあなたが初心者であれば、迷わず不動産投資顧問を
付けることをお勧めいたします。
特に、不動産投資の場合、各自それぞれの目的や現状があり、
ある人には素晴らしい物件だったとしても、
ある人には、絶対に手を出してはいけない物件ということも
よくあります。
目の前の物件の善し悪しだけでなく、
長期的な視野で、物件を選定する必要があるのです。
■適切な不動産投資顧問(コンサルタント)を選ぶコツ
一括りに不動産投資と言っても、
「商業ビル」「事務所ビル」「駐車場」
「賃貸マンション」などなど多種多様です。
駆体構造も、
・SRC造(鉄骨鉄筋コンクリート造)
・RC造(鉄筋コンクリート造)
・重量鉄骨造
・軽量鉄骨造
・木造
などなど、代表的な構造だけでも幾種類もあります。
さらに、新築、中古の区別や、
一般売買、任売、競売と取引方法も考えると、
組み合わせは、無限にあります。
正直、各社、得意不得意の分野がありますので、
ご自身に合った、適切なコンサルを選ぶべきです。
なお、【なんでもできます】というコンサル会社は、
止めた方が無難です。
【なんでもできます】は【なにも得意な分野はありません】
と同義語だからです。
「ラーメンもスパゲッティも焼き肉もなんでも出来ます」
というレストランに入りたいでしょうか?
それと同じです。
また、恣意的な判断を挟まず、客観的な立場で、
助言してもらえるのがベストです。
ところが、不動産投資コンサルタントを、
不動産売買をしている不動産業者が行っていることが、
多々あります。
もちろん、不動産投資顧問業として、
誠心誠意アドバイスをしていらっしゃる会社もあると思います。
ただ、一般的な話として、他社が扱っている物件の相談を受けた場合、
どうしても辛口コメントになりがちなことは否めません。
BMWのディーラーにメルセデスメンツの購入相談に
行くようなものだからです。